「だって、あなた好きでしょう。いまでも」とYさんに言われた。
「そうね、今でもすきなんです」と小さくつぶやいた。
涙が飛び込んできてしまいそうな瞬間に・・・

午後、仕事をしながら日本にいるYさんとMSNでぼつぼつと話していた。
H:「日本人ってさ、まあ、人によると思うけど、別れても友達になるのは普通なん?」
Yさんは数の少なくない日本人と付き合ったことがある。

Y:「うん、多分。別に誰のせいで別れるわけでもないし、好きな気持ちもありますし、
   だだ恋人として無理かな。だからいい友達になる。」
私も同感する。
恋人になれるのは好きだからってことはもちろんある。
それは考え方とか興味とか共通点があるから、恋人って友達以上ってことだと。
だから私も「別れても友達でいたい」と思ってる。

H:「私さ、たぶん、Yちゃんにバカって叱られるかもしれないけど」
Y:「どうして?」
H:「姫路に行こうと思ってるの。」
Y:「へ???」
H:「うん、彼と会って話したい」 
Y:「そいう気持ちは理解できますよ」
H:「うん。だって、喧嘩もしてないし、いきなり消えてしまったからさ・・・」

Yさんはずっと前から「キミならもっといい男と付き合うべきよ」とか
         「彼はキミに幸せにすることができないんだ」とか
         「あんな人と付き合ったら、手足まといになるだけよ」とか
         「他の恋をしましょうよ!女の子なんだから若い時にいっぱい恋をしなきゃ!」とか
と私の恋を最初から見守ってきたから、情けなくて彼に会いたいとかと話したら絶対叱られると思ってた。

でも、Y:「うん、会いにいこうよ」と返事が来た。

H:「本当?バカって思わないの?」
  「あんな男なんて、わざわざ会う必要があるかって」

そして、あの涙が飛び込んできてしまいそうな一ごとが聞こえてきた。

結局私は何も変わっていなかった、と気づいてしまった。
「そう。好きなのよ!今でも」
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